2011.10.9 田無神社例大祭演武会

2011.10.9 すっかり秋らしくなってきた気持ちのよい日曜日に恒例の田無神社での演武会が行われ、 少年部と一般部合わせて54名という大所帯での本番は多くの観客の皆さんで賑わいました。 少年部はリハーサルを重ね、砂利の上で実際型を行ったり整列がどのように行われたらカッコいいか意見を出し合ったりして行いました。 結果普段の稽古でも腰が落ちたり、整列がスムーズになったりおまけもつきました。 あと板割り初体験の子や低学年の子が力を振り絞ってチャレンジし割れるまであきらめなかったのも大きな感動を呼びました。 さらに神社への行き帰りを上級の子達が交通安全を守って後輩達のサポートをしてくれたのも素晴らしかったです。 そして今回のサプライズその1はH君とT君が号令をかけてくれた事です。彼らの瞳にはいつしかまぶしい男の光がそだっていたようです。(この表現についてはゴダイゴファンに聞いてください。) 一般部は当日ベテランから初級者までバラエティに富んだメンバーが揃いました。型は安三と大極三を行い、会場をシーンとさせ魅了していました。 そして狭くなってしまったり、演目が変わったりで戸惑いもありましたが割れた板が乱れ飛ぶ迫力の技を披露しました。 初挑戦のSさんY君の緊張を含んだ気迫が素晴らしかったです。小川指導員はミットを取り入れるなど新しい事に挑戦もしていましたが、手刀で折っていたあのバットは実は演武用でなく本物の折れにくいバットであったことが明らかになりました!?(そういう意図はありませんでしたがプチドッキリみたいになりました。それにしても凄まじい破壊力です。) 最後は私が氷柱に挑戦しましたが、過去6本だったのに3本?と思った方もあったかもしれません。 今回は腰を入れずに腕の振りの速さだけで割るのに挑戦してみました。 参加の皆さん、見ていただいた皆さん、保谷節をうならせた保谷指導員や写真を撮ってくれた喜多さんもありがとうございました!   佐野忠輝   ・・・本編終わり・・・   以下はプチ佐野マックス&スタッフミーティング内容です。併せてご覧ください。   当日私はいつも通り早めに神社に到着して現場でイメトレをしようと鳥居をくぐった。 そして目を疑った。 いつもの演武スペースにベンチがあり、その直後にいつもは出店していない店が迫っているのだ。 脳裏をよぎったのは観客の皆さんに近すぎて瓦が飛び散ったり、スペースが狭すぎて技が不十分になりグダグダになることその他。 社務所に走るとアルバイトで頑張っていた小川指導員の顔を見てあせりは2割引くらいになったが状況が変わったわけではない。 土俵を使わせてもらうか、はたまた駐車場か?コール田無さんや道場で行う事も考えた。(あせりつつも例大祭の演武じゃないじゃん!とセルフツッコミ。) 舞殿をステージのように使い、下を最低限のスペースだけ開けベンチを撤去し立ち見をお願いする形を苦しいながらも考え台本を1から書き直した。(集合時間5分前) 結果少年部のステージ入れ替えに物凄く時間がかかり、一般部は割り物をあきらめてもらい縮小して行ったり狭いところで技を小さく出してもらったり・・・。 でもその後「環境のせいにしておじけづくのか!」という気持ちが湧いてきてこの演武をやりとげる意味が見えてきた。 本番は音響の機械トラブルから始まり、予想していた少年部の入れ替えと舞台の狭さや当日急に変更になった台本の荒さが出てグダグダが見え隠れしてしまった。 そのたび思った「皆の実力はこんなもんではない!」と。 でも少年部の元気さや一般部の技がこの綱渡りのような演武を乗り切ってくれた。 そして終わってからのスタッフミーティングで露呈した改善点は礼法だ。 礼をきちんと出来ていない演武者が目立った。道場で荷物を持ったまま挨拶をした中学生や道場に出入り する時の挨拶を指導するのをおろそかにしてしまった結果かも。 もちろん個人も指導するが道場の雰囲気をしめる時期も来たようだ。 演武をきっかけに礼法を見直す事ができればよいと思う。 神社サイドにもどのくらいの場所が使えるのかを事前確認しておくのは大事だと痛感した。「毎年の慣れ」の落とし穴もさることながら、今回のように神社の体制が新しくなった時などは確認は最優先事項だった。反省! そしてこの場をお借りして告知!次回の演武からは あらかじめ指導員で普段の稽古の様子などを参考に演目を決め「あなたはこれをやってください。」とお願いする形をとろうと思う。 そうすればきちんと稽古をしている道場生に瓦やバットなどを割り振る事ができるし、時間をかけてイメトレや稽古を積めるようにるとおもう。 今回自分自身の演武も反省点が多かったので、試合で負けたときのように課題を見つけ意欲的に取り組んで行こうと思う。 以上。 当日の写真はこちらから。