2010年9月5日支部内交流試合
9月5日の支部内交流試合では田無道場から新たに5人のチャンピオンが誕生しました。
その顔ぶれとコメントを今回は紹介します。
幼年の部 優勝 塩田晃太郎
「楽しかったです」
小学2年女子の部 優勝 小林千沙希
「緊張したけどがんばりました。」
小学女子中学年特選 優勝 内海りこ
「次もがんばります。押忍。」
高校生の部 優勝 秋山大地
「押忍。
ありがとうございます。
この間の試合でももちろんですが、自分は試合のことを意識し始めたときの稽古がとても充実していてとても楽しく、今までよりも道場がもっともっと好きになりました。いつかは小川先生や佐野先生を越えるような空手家になりたいと心の中でひっそり思っています。
試合では支えてくださった先生や先輩方の応援が本当に支えになり、自分から進んで自分らしい戦い方ができたと思うのでので、本当に感謝しています。
今回の試合で得たものはとても多く、とても有意義なものでした。今回の大会を開催してくださった先生方、審判をしてくださった先生方、応援してくださった先生と先輩方、試合で相手をしてくださった先輩方、そして日頃稽古で自分を磨いてくれる皆さん本当に感謝しています。
これからもまだまだ未熟な自分をよろしくお願いします。
押忍」
一般Aの部 優勝 齋藤民夫
あまりおしゃべりではない齋藤さんから本音を引き出すだめに特別にインタビュー形式でお届けします!
ー試合おつかれさまでした。優勝おめでとうございます。
ありがとうございます。
ー勝因はなんですか。
チャンスが来るまで待ってしまったことです。
ーカッコイイですね。決勝戦は外から見たら押されているように思えましたが焦りはなかったのですか。
手数が出ないのはいつものことなので焦りませんでした。上段も入るかなあと漠然とは思っていました。
ーそうですか、試合中も冷静ですばらしいですね。たくさんの声援があったと思いますが聞こえていましたか。
決勝戦でヒザ!!という声は聞こえましたが、あとは夢中で聞こえませんでした。
ー優勝した気分はどうですか。
試合が終わって戻ってくるとき、みなさんが試合をした自分よりも喜んでいてくれて単純にびっくりしました。自分が素直に喜べなかったのは全部の試合で頭で考えて無理をせず力をセーブするような組手をしてしまったからです。結果は出たかもしれませんが、気持ちが弱く、相手と打ち合えないという課題は今も残っているので強くなったというはっきりした実感はありません。
ー齋藤さんは普段マイペースでほとんど毎日道場に来ては黙々と稽古に打ち込んでいますが、続ける秘訣は何ですか、あと彼女はいますか。
続いているのはなんとなく田無道場は行きやすい雰囲気だからです。あと彼女は知らないです。
ー齋藤さんは犬を飼われているそうですが、その犬の名前はなんというのですか。
コロンブスからとってコロです。でも時々マナブと呼びます。言う事を聞かないし、学ばないから、マナブです。
ー一匹の犬を全く別の名前で呼ぶなんてさすが齋藤さん。では最後に何か一言メッセージをお願いします。
いつも消極的な組手が多くて試合でもそうだったので前に出れるような組手を練習します。試合前になって道場でもっと失敗をしておけばよかったと後悔しています。やられてもいいから怖がらないで組手をしていきたいです。いつも指導してくださる佐野先生、小川先生をはじめ、自分が今回優勝できたのも先輩方の指導のおかげです。ありがとうございました。これからも稽古を続けていきますのでよろしくお願いします。
おわり
また当日セコンドや観戦していた先輩方からもコメントを頂いています。
小川泰治指導員
(道場ブログより抜粋)
田無道場から出場されたみなさんの勇姿すばらしかったです。
自分はBコートの審判をしていたので、みなさんの試合を全て見ることはできなかったのですが、随所随所で田無道場の選手の名前がコールされたときの大きな声援が自分の耳にも届きました。
Bコートで審判をしながら田無の少年部の試合も見ていましたが、一人も諦めず一生懸命相手に向かっていっていました。自分が指導補助に入らせていただいていた当時、幼年部でクラスを一時間通して稽古することすら危うかった子が自分の目の前で今回は立派に試合をしていて優勝しました。すごく成長を感じました。
普段稽古を見させていただいている一般部のみなさんも一人一人すばらしかったです。特に高校生の部は優勝した秋山くんはもちろん道場での稽古から互いに切磋琢磨している様子が見られ当日も先に負けた子も最後まで残って仲間の応援をしていました。今回出場した彼ら以外にも今中高生がとても多く盛り上がっています。自分が中高生だったころには同世代で一緒に稽古して試合に出られるような仲間がほとんどいなかったので正直みんながうらやましいです。
優勝した秋山くんを筆頭にみんなで競いながらこれからますます強くなってほしいです。
一般A優勝の斉藤さんについては細かくは本人ともう話したので省略します(笑)
とにかく道場の少年部も含めて多くの人が斉藤さんの優勝を自分のことのように喜んでいました。自分はその光景が本当にうれしかったです。
名前をここで挙げることができなかったお一人お一人も劣ることなくかっこよかったです。本当に、です。
よく言われることですが、勝ちも負けもこれからその結果を受け止めて本人がどう稽古していくか(もっと大きく言わせてもらえばどう生きていくか)ということに影響していかなければそれだけではあまり意味がないと思います。悔しい気持ちや嬉しい気持ちを自分の中でしっかり受け止めてこれからの糧にしてもらえればと思います。
そして自分も勇気をもらいました。全日本に向けて気合を入れてがんばりますのでよろしくお願いします。
会川満さん(道場受付、会川さんは受付で道場生の稽古を日々一番近くで見守ってくれる道場生の兄貴的存在であり、自身も格闘技の道で夢を追い続ける男性で)
みんな負けてから気づくんだよ。自分が弱いって。そのときは悔しくてもすぐ忘れんだよね。
勝った人は天狗になるし。まあそんな奴はすぐに鼻をへし折られるけどね。
どっちにしろ中途半端にやるならやらないほうがいい。
人の寿命は長い人もいれば短い人もいる。でも、そんなの誰にもわからない。
勝ち負けも最後までわからない。今は負けていても最後勝てばいいよね。
とにかく気持ちだよね気持ち。気持ちは人の心を動かすよね。
いくつかそんな試合を見たな。その試合を見たとき自分も頑張ろうって思ったね。
それ以外は眠たい試合だったよ。
佐野先生のコメントは佐野先生のブログ、週刊サノマックスをご覧ください。
選手をはじめスタッフ、応援など試合に関わったすべてのみなさん、ほんとうにおつかれさまでした。
支部内交流試合の田無道場からの入賞者は以下のとおりです。
幼年の部
優勝 塩田 晃太郎(しおたこうたろう)
小学二年
準優勝 佐藤 大介(さとうだいすけ)
三位 船橋 れん(ふなばしれん)
小二女子
優勝 小林 千沙希(こばやしちさき)
小学四年
三位 中山 泰貴(なかやまたいき)
小四特選
準優勝 工藤 響生(くどうひびき)
三位 工藤 大輝(くどうひろき)
小学女子中学年特選
優勝 内海 りこ(うちうみりこ)
小学五年
準優勝 河治 大志(かわじたいし)
小学六年
三位 長沼 楓己(ながぬまふうき)
小学女子高学年特選
準優勝 喜多 桃花(きたももか)
中学二・三年
三位 市村 圭佑(いちむらけいすけ)
三位 高木 ノコ(たかぎのこ)
高校生
優勝 秋山 大地(あきやまだいち)
三位 佐々木 大河(ささきたいが)
三位 成田 光一(なりたこういち)
一般A
優勝 齋藤 民夫(さいとうたみお)