4月26日恵比寿の一撃プラザにて世界チャンピオンのタリエル・ニコライシビリ選手の100人組手が行われました。
見学に行った川口初段も「 本日大村さんと100人組手見学にいってまいりました。会場スペースの関係で、別室でモニター観戦となりましたが、迫力満点の組手に心のガソリンタンク満タンとなりました!」とコメント。今回は全ての人が見学を許されていたわけではありませんが、生で見られるものはできる限り行きましょう。間もなく行われる全日本ウェイト制大会や型の試合など、昇段審査を見学に行くのもいいですね。すでに入門している人はこのように行事に参加し経験を積むのが重要。
これから入門をかんがえている中高大学生・社会人・女性や壮年のみなさん、ほかの習い事と違って空手は少し入会を迷う方も中にはいらっしゃいます。
実は私も少し悩んだクチです。
最近見学や体験・入門者がとても多いので迷ったときに背中を押してくれる文章を武井壮さんがFacebookに投稿してくださったので
引用させていただきました。
ぜひ読んでみてください。
武井壮さんのフェイスブックより
夢ってなんだろな。
子供の頃に思い描いてたぼんやりした希望の事かな、
それとも実現不可能な遠い目標の事かな、
どっちも違うような気がしてならん。
最近スポーツ界でもどこでも『ジュニア育成』ってのがひたすら叫ばれてるわな、
これにも多少違和感を感じてるんだわ。
最近の大人たち、まあオレら世代の人間なんて特に多いけど、本気で夢に向かってるヤツどんくらいいんのかな?
確かに生活もあるし、夢ばっか追いかけて失敗したら洒落ならんかもしれん。
だからか、スポーツ頑張ってるジュニア世代の活躍見て応援したり、同世代のアスリートやスーパースターを見て興奮してそれを紛らわせてるのかもしれないなあ。
でもよ、やっぱ自分自身の人生に夢持って興奮して熱くなって生きてもいいと思うぜ。
日本は仕事にしてもスポーツにしても、それに対する判断や決断わ下す年齢が低すぎる気がするわ。
中学、高校、大学、それぞれの卒業の時にそれまでたまたま出会ったスポーツや趣味で特筆すべき能力が身に付いてなければもう『才能がない』『向いてない』と諦める。
さらにはスポーツ自体や趣味自体諦める。
そしてそれまで興味を持たなかった就職を目指し始めて、就職してなんとなく頑張るわな。
そのうち仕事に慣れて、仕事が楽しくなるだろうと思うし、充実して幸せになる事もできる。日本てそういう幸せな国だもの。
でもよ、今考えてみろよ、
当時の自分はなんも知らなかったと思わねえか??
お金の事も、仕事の事も、社会の事も、人間の事も、スポーツの事も、その世界のスペシャリストの事も。。何もかも知らなかった。。
でも大人になった今なら思わねえか?
今のオレが学生時代の自由だったオレの中に戻れたらきっと成功したか、今ならできると思える他の何かに熱中してたかも、ってよ、そうだろ?
自分に判断下すの早すぎんだと思うわ。
世の中には30代、40代で始めた何かで成功した人の方がよっぽど多いのさ。
スポーツやってるヤツの中でそのままスポーツ界で成功する人間なんてその時トップにいたヤツらだけだろ。
本当の勝負はそっからだ。
だからよ、夢ってのは子供達がいつか叶える希望じゃなくて、
大人になった俺たちが世の中の事も、お金の事も、仕事の事も、周りの人たちの事も、よく分かって来た今だからこそ叶えられると信じて進もうとできる道にあるんじゃねえかと思う。
そしてその道を難しいものだと決め付けず、必要なことをしっかり身に付けて思う成功に近付くことこそが夢だよな?
それが夢のある社会であって、夢を叶えるために人生を使える素敵な世界だ。
成功するとは限らないんだからそんな事せずちゃんと働かないと??ってさ。。
でもよ、何やったって成功するかわかんねえし、好きじゃねえ場所で働いたって人生最高に楽しくて安心できんのかわかんねえだろ?
だったら自分の人生で学んで育てた自分自身を、どこに進ませたら、『成功するか』じゃなくて、『自分の行ける1番高いとこまで行けるか』進んでみたいと思うんだわ。
オレにとっての成功は。。
オリンピックでメダル取ることでも、世界チャンピオンになる事でも、大会社の社長になる事でもねえんだわ。
ただひとつだけ、オレがオレの人生を生きてどこまで行けるのかのチャレンジだ。
それは誰かと比べたものじゃない。才能勝負のつまらないものじゃない。
自分の物語を1番素敵なものにする、それが1番の目標だ。
子供にでも、スターにでも、他の誰にでもない、1番大好きな『自分』に夢を持たせてやりてえわ。
昨日の自分より毎日一歩前に進めることが素晴らしい。。
今からでもいつからでも何歳だって叶える事ができる。。
それが本当に『夢がある』ってことだと思う。